『世界は数字でできている』 目次


『世界は数字でできている』
目次

はじめに 3
第Ⅰ部 数字は武器になる 19

第1章 説得するには数字を使おう 21
1 歴史は数字である 22
 第二次大戦死亡者名簿に日本の数字がない!/想像を絶するジェノサイド/知られていなかったソ連の実態

2 政治は数字である 28
 政治家は数字をほしがる/数字なき理念は空虚だ/「企業対生活」論からの脱却を

3 2年、2%、2倍」のマジック 35
 数字をあげれば論点がはっきりする/数字で説明し、説得する/数字によって立つ者は数字によって滅びる(こともある)

第2章 数字のトリック 43
1 成長戦略は「虚の数」の羅列 44
 あまりに多くの数字があるが、問題だらけ/基本的方向づけがはっきりしない/公的年金の負債は700兆円!

2 数を占う人たち 50
 日本の株価は為替レートで決まる/株価の予測は原理的に不可能/「不可能」の認識によって科学が始まる

3 数字トリックのいくつかの技法 56
 「重要なのは成長率ではなく、水準だぜ。馬鹿だなあ」/卵の9割は輸入!?/自給率は低いほうがよい

4 法人税負担は本当に重いのか? 62
 大部分の企業が法人税を払っていない/実効税率のトリック/受取配当は益金に算入されない

第3章 生活空間を数字で見直す 71
1 都市の規模は人間を自由にする 72
 プライバシーに必要な都市の規模は?/私にとって必要な都市のサイズは?/技術が数の制約を克服する

2 シカゴにピアノ調律師が何人いるか? 78
 捉えどころのない問題を扱うフェルミの方法/数が雇用機会を決める/ここでも技術が数の制約を覆す

3 人口で決まる都市と決まらない都市 84
 主要地方都市は人口10万/人口でしか区別できない日本の地方都市/高度な情報の交換には、集まる必要がある

4 駅を使って、おおよその見当をつける 91
 電車の駅間は、1・で2分/中央線を物差しに、東京のサイズを測る/歩け歩け。できれば走れ

5 駅を数字で捉えてみよう 97
 新宿駅の利用者数は?/新宿駅は異様な場所

第4章 経済を数字で把握する 105
1 日本経済の構造を数字で把握する方法 106
 大きな数をどう暗算するか/文系の算術には有効数字の概念がない/財政の数字を税負担を通じて把握する

2 主要なマクロ指標はGDPの数割 112
 輸出はGDPのほぼ1割/桁違いの誤解に陥るな/日本の貿易依存度は高くない

3 あなたの会社を数字で把握しよう 118
 企業の目的は、利益の最大化/企業は「利益」で評価される/従業員あたり価値で見て、トヨタはアップルの10分の1

第5章 地球と宇宙を数字で掴む 127
1 地球と宇宙はどのくらい広いか? 128
 南伊豆は秘境、芦ノ湖は神秘の湖だった/人類は歩いて地球に広がった/宇宙はあまりに広い

2 国の広さを正しく把握しているか? 134
 ニューギニア島は四国くらいの大きさか?/広い国は本当に大きいのか?/領土拡張論と自給論は同根

3 GDPで世界を捉える 141
GDPというメガネを通して見た世界/ロシアはヒモ/小さくて豊かな国が多数ある

4 中国の拡大は世界史的大事件 147
 中国がどんどん膨張する/国はなぜ衰退するのか?/多様性こそが存続の条件

第6章 時間は伸び縮みするか? 157
1 タイムマシンの使い方 158
 ケネディ暗殺の日、あなたは何をしていたか?/兎の穴からタイムトンネルを抜ける/素晴らしき哉、タイムトラベル!

2 人生は数字である 164
 随時開催のオンライン・クラス会/やりたいことがありすぎる/人生時計で残り時間を把握する

3 「超」カレンダーで時間を捉える 170
 7の倍数日の曜日を知る/カレンダーを頭に描く/1週間はなぜ7日間か?

4 15年で100年分変わる世界 177
 昭和23年から平成11年までは何年間か?/時間の速さが違う世界/7倍速ビジネスがもたらすもの

5 マゼラン艦隊とアインシュタイン 183
 ビクトリア号から失われた1日/人類が経験した最も偉大な瞬間/双子のパラドックス

第7章 神秘の数字 195
1 人口爆発は克服できるか? 196
 紙を50回切って重ねると、厚さは?/人類が直面する人口爆発/火星環境を改造する

2 円周率πに隠された秘密 202
 πの中にすべての文書がある?/あなたの誕生日はπにあるか?/猿にタイプライターを打たせる

3 マジカルナンバー 7 208
 人間の短期記憶の容量は7±2/「チャンク」で記憶能力を拡大/セブンサミッツを征服した実業家

4 数を数えられる人と数えられない人 215
 数を数えられない人/計算ができない人たち/計算ができすぎる人たち

第Ⅱ部 数字を制した者が世界を征した 221
第8章 エニグマを解読せよ 223
1 第二次大戦は数学の戦い 224
 Uボートはどうやって輸送船団を発見したか?/エニグマ暗号機登場/007もびっくりの強奪作戦

2 「鍵の配送」こそ重要問題 230
 機密情報をインターネットで送れるか?/暗号化して送信すればよいのだが……/eコマースでは、鍵配送がとくに問題

第9章 数論とeコマースの結婚 237
1 驚愕の数字マジック 238
 秘密のパスワードを共有する魔術のような方法/ガウスもびっくり/もし第二次大戦中に発明されていたら?/ヒッピー文化が生んだ暗号革命/実用性とは無縁だった数学の世界

2 公開鍵暗号の魔術 244
 知られてもよい数で秘密の数を伝える/RSA暗号の誕生

第10章 花の都フィレンツェを作った数字のマジック 249
1 貨幣は中世イタリアで数字になった 250
 メディチ家の職業は何だったか?/神に近づいたギャング一味

2 メディチ家はどうやって富を築いたか 254
 「為替手形」という魔術/教会と銀行の絶妙な関係/基本的にはいまも変わらぬ貿易決済

3 中世に劣る国際送金事情 260
日本からアメリカに送金できない!

4 送金途上の「街道筋強盗」 264
 大航海は香辛料が目当てだった/高い高い送金コスト/送金コストが下がれば新しい経済活動が可能に

第11章 航海が必要だ。生きることは必要でない 271
1 リスクに対処したヴェネツィア 272
 ヴェネツィア商人の事業はハイリスク・ハイリターン/分散方式の威力/保険は分散方式を推し進めたもの

2 イタリア式海上保険の巧妙さ 278
 ヨーロッパは、「ソフトな」技術で勢力を広げた/冒険貸借が海上保険に転化した/分散や保険とリスク移転は違う

3 「エデンの東」と先物取引 284
 先物取引で大儲け/相関するリスクに対処する/金融技術に取り残された日本

4 航海こそ必要だ 290
 事業形態も工夫した/ヨーロッパ型と中国型の大航海の違い/リスクに挑戦しない現代の株式会社
 5 文系人間こそ数字に親しむべき理由 296
 神の存在を数式で証明する?/味方だと思えば味方になる/日本に欠けている「文系技術」

日本再生の鍵を握る文系数学  ちきりん
索引

本書は、『数字は武器になる』(新潮社、2014年)を文庫化したものです。

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